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年金受給は物価の変動によって支給額も変動する

年金を受給している人は当たり前のことかも知れませんが、年金受給の対象ではない年齢の人たちにとって、年金制度に対しての興味はほとんど無いようです。

 

いまの年金制度についての詳しい内容や、年金の受給額が増えているのか減っているのか、そんな事は年金受給できる年齢になってからで十分だと考えている人ばかりです。

 

年金のことなんて定年退職してからゆっくりと考えればよいなんて、悠長に構えている人は、大変なことになってしまう可能性が高いので、注意が必要です。

 

年金受給は物価の変動に合わせて動くようになっているので、上がることもあれば下がることもあるのです。

 

年金受給は、「物価スライド」と「マクロ経済スライド」と呼ばれる二つのスライド制度によって変更されるようになっています。

 

以前は賃金や物価の伸びに合わせて支給額を変更していました。しかし、年金加入者の減少や平均寿命の増加などが原因で、年金制度は危機的状況に陥りました。

 

年金制度そのものが破綻してしまう恐れが高くなったため、現在は「マクロ経済スライド」によって受給額を調整することで、安定的な年金制度を維持するように努めています。

 

2023年までは、年金支給額を年0.9%に調整することで、年金加入者の減少や平均寿命の増加を調整することになっています。

 

このように、年金受給は物価の変動や経済の動向によって支給額が変動されるようになっているので、年金は決まった額を必ず受給できるとは限らないのです。